グラバー園や出島、浦上天主堂など長崎市内の観光スポットを巡る際、南北に伸びる路面電車を利用すると大変便利です。しかもどこから乗っても100円で目的地までは混んでくれるので、観光のみならず地元の足としても重宝しています。
さて、長崎の路面電車は行先により4つの系統に別れていますが、特に観光客が一番利用するのは、青い方向幕の1系統でしょう。北は赤迫から長崎大学、浦上駅を経て長崎駅へと通じ、南は出島や長崎一の繁華街、浜の町、そして歌にも歌われた思案橋を経て正覚寺下まで伸びる路線です。しかしグラバー園のある大浦天主堂下へ行くためには、途中の築町で5系統の石橋行きに乗り換えなければなりません。その場合、築町で下車する際に運転手に乗り換えを申し出れば、画像に紹介した電車のりつぎ券を貰うことで乗り換えることが出来ます。画像の券は大きく「8日」という数字が記されていますが、7月8日に乗ったので、乗車日が記されています。各月に使えるようにしているためですが、ある意味効率的ですね。
長崎市内を走るバスにはICカードが導入され近代化されつつありますが、今だワンコインで利用できる路面電車にはまだまだアナログなシステムが残っています。いつまで続くかわかりませんが、これもまた今の世の中ではなかなか出来ないことなのかもしれませんね。