今年5月、4日間の行程で台湾へ行ってきました。お目当てはなんといっても今年1月に開業した台湾新幹線でしたが、新幹線に乗る前日、平渓線というローカル線に乗りに台北から日帰り旅をしてきました。その往路に乗ったのが、今回紹介する莒光号であります。
台湾の列車は、最速の順に「自強」、「莒光」、「復興」の3種類に分かれていますが、今回乗ったのはその中間に当たる莒光号です。当日は行き当たりばったりできっぷを買って出かける予定でしたので、ちょうどいい時間の列車に乗れるかどうか心配でしたが、台北駅にあった多機能券売機ですんなり買うことが出来ました。日本の主要駅で見かけるのと同じようなタイプの券売機で、行先や希望する発車時刻などを入力すると、空席のある列車が案内されてきっぷを買うことが出来るという仕組みは、日本のそれと全く変わりはありませんでした。残念ながら日本語に対応していないので、英語表記に換えて操作しましたが、操作方法は日本のものと大差がないので、日本で使い慣れている人にはすんなりと使えると思いますね。
その莒光号ですが、車内に乗り込んでみると、週末だったせいもあって私の乗った車両はほぼ満席。通路には立ち客も出るほどでした。こうした光景も日本と全く変わりませんね。それにこの莒光号は、日本では見かけなくなった機関車牽引による客車列車でした。海外ではこうした客車列車がまだまだ主流なんですよね。